まさか…インプラントに落とし穴があるなんて…

歯ぎしりは歯のエナメル質を消失させる

睡眠中の女性

できるのであれば入歯などに頼らず一生自分の歯で食事がしたいと思われている方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、どんなに健康な歯であっても歯ぎしりで削られてしまい、自分の歯を一生残すことが難しい場合があります。

健康な歯の表面はエナメル質という物質で覆われています。
この物質が歯の表面を覆っていることで、固いお煎餅のような食べ物や、すごく熱いものや冷たいアイスも歯がしみることなく食べることができています。

実は歯ぎしりによる食いしばりは自分の体重以上の力がかかっているとも言われています。
1,2日程度であれば全く心配はいりませんが、毎日それが続いたら私たちの歯はどうなってしまうでしょう。
不自然な動きで歯をこすりあわせることが続いてしまうと、大切なエナメル質がはがれてしまいます。

エナメル質がはがれてしまうと、知覚過敏になります。
知覚過敏とは、虫歯でもないのに冷たいものがしみたり、歯ブラシを当てると刺激を感じる症状です。
知覚過敏は硬い歯ブラシを強く当てすぎたり、研磨剤の入った歯磨き粉を使いごしごし歯ブラシで磨きすぎたりすることが原因といわれていますが、歯ぎしりによる食いしばりも原因のひとつと考えられています。

また、知覚過敏以外にも、ものを咬むと痛みを感じる症状を引き起こすのが咬耗症です。
咬耗症は歯がすり減ってしまい、エナメル質の下にある象牙質が露出して刺激を感じてしまう状態です。
歯ぎしりをそのまま放置してしまうと、歯に不可がかかり続けて大きく割れてしまったり、最悪の場合神経が死んでしまうこともあるため早めの対処が必要です。

歯ぎしりの原因は精神的・肉体的ストレスの可能性が高いといわれています。
原因であるストレスが解消されれば、歯ぎしりが軽減される可能性があります。
ストレス緩和のため薬を処方される場合もありますが、薬の副作用により逆に歯ぎしりを誘発してしまうこともあるため注意が必要です。

一般的な歯ぎしりの治療は歯科で自分に合ったマウスピースを作成してもらうことです。
就寝時にマウスピースを着用し、歯を保護することで、顎の痛みや気になる歯ぎしりの音の軽減にもつながります。

歯は生活の一部であり、一生付き合っていくものです。
毎日の食事や会話などで私たちの歯は想像以上に酷使されています。
しかし、いくつになっても食事は美味しく楽しみたいものです。
歯ぎしりの治療をきちんと行い、影響を最小限に抑えましょう。